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兵庫丹波おおむらさきの会 発足
2011年2月26日 丹波の森公苑で兵庫丹波オオムラサキの会が発足した。丹波の
森公苑設立以来構想の中にオオムラサキが飛び交う公苑をイメージしてエノキや
クヌギの植栽をさ計画された河合雅雄先生が名誉会長に神戸大学名誉教授の内藤
親彦氏らを顧問にして会長樋口清一氏 長井克己・大塚剛二両氏を副会長にして
発足した。それぞれ子供時代にオオムラサキを捕らえた感動を伝えられた。発見
したとき、捕まえるまでの光景、捕まえたときの捕虫網の中でスズメを捉えたと
錯覚するような暴れ方、捕まえた時の筋肉の感触など経験したものには光景が
髣髴するような感動を話された。森のシンボルとしてオオムラサキを取り上げ
こども達とともに自然の中に入り虫をさわり、命に触れることこそ長く自然と
向き合う原風景になることと思う。
公演の内容は文化林としての里山と題し生産資源・環境資源・新しく文化資源
としての里山を話された。里山放置、林業政策の破綻から動物の反乱が始まり、
農業被害、林業被害をはじめシカの増加に従い草本植物がことごとく食い荒ら
され、貴重な危惧種を含め食べつくされ、蝶をはじめとして昆虫相にまで影響
始めている。
森で遊ぶでアンケートをとるとウイーンと日本では大きな差があることを
話された。何が違うのか?
話を聞きながら考えたのはまずこどもたちが自然の中で危険を回避し楽しく
遊ぶ手立てを教えられていない。誘拐、殺人など社会的に制約を受けている。
子供たちだけの世界が少ない。など考えてみたが古い昔から風の音を楽しみ、
虫の声めでる伝統がありながらアトラクションのない無垢の自然を楽しめない
のか考えさせられる。虫の声をノイズとするような欧米人より森の中で遊ぶ
習慣がないのは不思議でもある。