ギフチョウ アゲハチョウ科
高校生の頃初めて採集したオオムラサキ、学生時代に篠山の渓流でのギフチョウとの出会いが
昆虫に50年以上かかわってきた原動力になっている。篠山の下宿から自転車で一時間、
火打ち岩につくとそこから自転車を降り、渓流に沿って細い登山道を登る。その頃ギフチョウは
渓流の上を何度となく通り過ぎた。ギフチョウは日本の固有種で、下草の少ない落葉広葉樹林に
生息し、成虫は年に1度だけ、3月下旬サクラやカタクリの花、イカリソウの花が咲く頃に発生する。
幼虫の食草はウマノスズクサ科カンアオイ属のミヤコアオイやヒメカンアオイなどで、卵もこれらの
食草に産みつけられる。
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