大阪にいた少年時代よく蛍狩りに行った。 二毛作の裏作としてナタネ栽培が
行われていて、その種取をしたナタネがらが干してあった。 夕方になると近所
の悪がきどもとそれを虫取り網にしてホタルたたきにいった。 まだ近所の小川
にもコブナ、アメリカザリガニ、カワムツなどがおり、水に埋もれている瓦をめくると
透明なプラナリアがいた頃の話である。もちろんホタルはヘイケボタルで、
ゲンジボタルは宇治川まで行かねば見られなかった。数年前丹波地方の
ホタル調査を行ったが、丹波ではゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル
さえまだいたるところで居ることが、判明して自然の豊かさに驚かされた。
あちこちでホタルの復活を目指し努力されているが居なくなったも
のを戻すことは大変な努力が必要だある。壊す前に川の生きものの
多様性が保たれるような工事とホタルの繁殖に必要な暗さなど
配慮したいものだ。 |
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