ニワハンミョウ ハンミョウ科
ナミハンミョウも美しいが,近づきルーペなどで拡大すると軍配はニワハンミョウの
ほうに挙げたい。暗い銅色の中に緑、赤の構造色が梨地漆の刀の鞘のような
いぶし銀の美しさがある。赤土の傾斜のある山道などに幼虫の住処があるが、
穴に潜み上を通る昆虫を待つ。頭で穴をふさぎすばやく獲物を穴に取り込む。
その幼虫を狩るハチがいて前胸背を硬い鎧で防御し、穴の上を何度も
行き来し、興奮した幼虫が前胸背に噛み付くとすかさず毒針をさす。
故 岩田久仁雄教授の現場が彷彿とする説明を思い出します。
|