水質の悪化などにより水と接して生活する両生類や昆虫類が減少しています。
篠山東部で見つけたモートンイトトンボは平地から低山地の草丈の低い水草
が繁茂した湿地や休耕田などに生息します。体長23〜32mm程度で雄は
胸部が黄緑色で黒斑があり腹部後半は橙赤色。雌は未熟個体では橙黄色
で無斑であるが、成熟すると緑色となり腹部背面に黒条が現れます。
浅い池と水田が接していて、クロスジギンヤンマや数種のイトトンボが飛び交う
ビオトープとして管理された貴重な環境でした。篠山にはビオトープとして
有効な水田がたくさん存在し、調査が楽しみです。
|