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２０１０年１２月２８日 篠山市の東中学校前の道路に動くものがあるので狸でも
轢かれたのかとスピードを落とすと片方の羽だけをばたばたさせながら逃げ
回っているふくろうを見つけた。後続車が気がかりであったが合図をしてゆっくり止まると後続車も止まってくれたのでこわごわ抱きかかえた。少し暴れたがすぐ袋に入れどきどきしながら持ち帰った。１．５ｍ四方の昆虫を見せるために作ったかごに入れ、様子を見た。
片目が２分ほどしか開かずかなりの傷とあきらめかけたが次ぎの日にも生きていた。何も食べず弱ってきたので蜂蜜をぬるま湯に溶かし、人用の栄養剤を少し混ぜて大きなスポイドで無理やり流し込んだ。次ぎの日には眼に活気が出てきて、まだ片目ではあるが少し元気を取り戻したようであった。羽の様子はまだ回復していないようであった。鳥のミンチ肉をさらに細かくして改造したスポイトで水で薄めながら流し込んだ。
やがてスプーンで口にもって行き無理やりでも飲み込めるようになった。
網の中でさかさまになったり羽もだんだん回復してきたみたいで、目のほうも
大きく開くようになった。両眼視ができなければ獲物が取れないので心配したが
かごを破って逃げ出すぐらい元気になったので夜放鳥した。雪の日が続き心配したが
昨日朝前の水田で飛んでいるのを見つけ安心した。今まで見なかった光景なので
怪我から復帰したと思いたい。
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