極東地域特有の種で小型のカモです。トモエガモという名は雄の顔に描かれた緑と 黄色の巴(トモエ)模様から付けられました。歌舞伎役者が大見得を切っているような 顔が印象的です。肩羽は細長い笹葉様で美しい飾羽となっています。メスは地味な褐色 で黒い斑があり、嘴の根元に白い丸斑があります。シベリア東部で繁殖し、日本では 太平洋側には少なく、石川県など日本海側に多く越冬します。篠山では去年の暮れから 篠山川にヒドリガモやコガモに混ざって数羽来ています。