丹波は日本列島の中央に位置し、年平均気温、降水量ともほぼ平均的な値を示している。

生物についても氷上回廊を境に東西の種類が共存している興味深い地域である。

また太平洋側と日本海側の生物がこの回廊を伝って移動していくことが知られている。

したがって生物相も豊富である

丹波地方の甲虫の仲間  写真をクリックしてください

近年開発にともない50年前とは比較にならないくらい種類数、個体数が減少した

が、広葉樹が比較的残っており、ルリボシカミキリやキベリハムシなども

確認している。

丹波地方のチョウの仲間 写真をクリックしてください

多紀アルプスとそれに伴う池や渓流が食草、食樹を育て、以前ほどではないが

まだまだ貴重種も生き残っている。ギフチョウも学生時代では渓流を行き来している

姿が今も目に残っている。オオムラサキもミスジチョウも見られる。

丹波地方のトンボの仲間  写真をクリックしてください

丹波地方は盆地になっており、加古川をはじめ三つの源流域にあり、トンボの仲間は

豊富である。源流ではムカシトンボやムカシヤンマが生息し、ハッチョトンボは

少なくなったが

グンバイトンボはあちこちで生息している。

丹波地方のカメムシの仲間 写真をクリックしてください

クサギカメムシ、マルカメムシと臭いのきついものや、不注意でサシガメに

刺されたなどあまり良い記憶がなかったので注意してこなかったがアオツノカメムシ

やルリクチブトカメムシなど美麗種がおり、興味がわいてきた。

丹波地方の植物の写真   写真をクリックしてください

里山が管理されており、セツブンソウ、ユキワリイチゲなどの群落もわずかではあるが見ら
れる。春はタムシバが咲きやがてヒカゲツツジと渓流沿いを賑わわせる。シカの増加により
、貴重な植物が危機に瀕している。臭いの強いマツカゼソウや毒草の単純な植物相になり
つつある。広葉樹の芽生えがすべて食べつくされ、公園のように幼樹、下草のない森になる

のだろうか。
チョウの鱗粉 (アゲハチョウ写真をクリックしてください

チョウや美麗種の翅を顕微鏡でのぞいてみました。そこには構造色によりさまざまな色と美しい造形が見られました。さまざまな連想を引き出してくれる
映像をお楽しみください。
   喫茶 森の時計 展示  写真をクリックしてください
ギャラリー・喫茶「森の時計」
兵庫県篠山市本郷475  TEL079-592-0336
で展示させてもらってます。自然の材料を使った
やさしく風合いのある作品を見に来てください
 篠山の蝶 写真をクリックしてください
篠山の蝶の一年を追いかけて見ました
篠山のカモ類

篠山市周辺には篠山川、武庫川、由良川の源流があり、ダムやため池も多くカモ類の逗留地としてよい環境にある。篠山城の堀にはカモ類だけでなく、野鳥の探索地としても優れている。川代ダム、鍔市ダムなど
も期待できる。
 つれずれなるままに

四季折々の新しい動植物の心動かされた表情を載せています。

篠山市のカラスノゴマ
昨年に引き続き篠山川にコハクチョウ飛来
去年の幼鳥の連れ合いか?
雪の日のコジュケイ
2011年 新年から降り続いた雪は裏山でも15cmぐらい降り積もり野鳥の餌も少なくなり人家の裏山での食事になったようで台所から静かに窓を開き、三脚もなしでシャッターを切った。今までないているのを何度か聞いているが人の気配ですぐ飛び立ちカメラも取りに行く時間もなかった。
   ササユリ        ユリ
以前 篠山では あちこちに見事な群落が見られたが近頃はちいさな群落がときどき見られる程度になった。 それでも保存しようとする人々があちこちで活動され種子からの栽培が行われている。咲くまでに5年もの年月を要す。近年シカの増加に伴い食べられるものが多く、防御網を設置するだけで回復しているようだ。
   セツブンソウ          キンポウゲ科
早春に咲く可憐なセツブンソウが30年ほど前には大芋地区には
大きな群落があった。シカ害や樹木の成長に疎外され少なくなっている。